小売最大手ウォルマート、従業員への賠償金70億円

小売最大手のウォルマートは元従業員、現従業員約10万人に対して約70億円の賠償金を支払うことになりました。この70億円、カリフォルニア州では過去最大の賠償金額とのこと。

 

 

ことの発端は9年前に遡り、レジ係の店員に対して椅子を提供しなかったため、訴訟に発展したとのこと。

アメリカでは1911年から小売店の働く女性に対する椅子の提供は法制化されておりました。ウォルマートは障害を持つ店員に対しては椅子を提供していたものの、健常な従業員に対しては生産性が低下するとの理由で椅子を提供しなかった経緯がありました。

この賠償金で原告の従業員はひとりあたり約700万円を支払われるようです。訴訟大国アメリカならではです。